セブ墓地スラム

セブ市内の中心地、アヤラショッピングセンターから徒歩圏内に4.4ヘクタールのプライベート墓地があります。この墓地は1909年に富裕層の中国コミュニティにより造られたものなのですが、およそ50年ほど前から貧困層の家族たちが棲みつき、スラム化しています。現在およそ500家庭がこの墓地に暮らしています。霊廟に扉をつけ家族で何十年も暮らす人達がいます。この墓地に住む子供たちがSLPCのサポート対象になっています。セブに語学留学しにきている人たちも、そしてボランティアのスタディツアーで来ている人たちも是非、この墓地での活動に参加いただき、子供たちをサポートしてください。最貧の家族が住む場所のひとつです。

セブ墓地スラム活動

Carreta from Koichi on Vimeo.

活動内容

セブ海外ボランティア

楽しい時間を提供

貧困に立ち向かう子供たちの生活はハードです。日本からみなさんが来て一緒に遊んでくれることいつも楽しみにしています。

セブ海外ボランティア

家庭訪問

子供たちがどんなところに住んでいるかを家庭訪問してみましょう。この生活環境で頑張って生きている強さを感じます。

セブ海外ボランティア

教育活動

いつも汚れた環境に住んでいるのが身体が汚れまみれです。清潔にすることにより病気になるリスクが減ることを教えます。。

セブ海外ボランティア

食育活動

参加者協力により定期的なフィーディング活動を行っています。沢山の子供たちの、その日の一番大事な食事になります。

セブ海外ボランティア

協同作業

一緒に食事を作ったり、クラフトや絵を描いてみたりすることで協力し合うことの大切さを知ってもらいます。

セブ海外ボランティア

インタビュー

日本の大学へのレポートなどで現地の様子を調べ、子供たちから聞き取りするひともいます。現地の貧困の状態調査です。。

墓地に住むお母さんブログ

墓地に住む19歳の母親がブログを続けています。そのブログのなかで彼女の住む家(墓地の霊廟の屋上に小屋を建てて住んでいます)に関しての記事をご紹介します。

私たちの家は、あなたの家のように大きくないし、かっこよくもありません。そして、芝生やプール、ガレージやテラスなんてもちろんありません。私たちの家にあるのは「修理しなければならないところ」です。それもたくさん!

今私たちが住んでいる家は、私の父が建ててくれました。土地は政府がもっている土地なんですが、それでもお金を払わなければいけませんでした。そして、父が死んで、母が私たちを捨てるまで、そこそこ幸せな家族として暮らしていました。

私の家には部屋がひとつしかありません。そのひとつの部屋が、居間であり、寝室でもあります。キッチンはその横にあります。私たちはここに毛布を敷いて寝ています。私たちの家は、木や簡単な材料でできています。

さっきも話したとおり、私たちの家には「修理しなければいけないところ」がたくさんあります。屋根は穴がたくさん空いています。床は竹でてきていますが、それがところどころ壊れています。天井もです。そのため、雨期になると家の中はびしょびしょです。きれいな家具や壊れていない調理器具なんてどこにもありません。そして私たちの家には、電気が来ていません。電気は近所の家から電線を引いてもらっているんです、使用料一ヶ月500ペソ払って!

もちろん水道や蛇口もないので、水は店に買いに行きます。快適な風呂やトイレもありません。もしトイレに行きたくなったら「アリノラ」を使います。アリノラっていうのは、まあ、小さなバケツみたいなものですね(汗)。風呂に入るときは家の前で水浴びします。本当は家を修理したいんですけど・・・私は働けないし、お金もないから我慢しています。もし修理するとなると、ものすごくお金が必要になります。だからいつも神様に祈っています。「いつか誰かが私たちの家を修理してくれますように!」って。でもどんなに家が小さくても設備がなくても、私たちは幸せです。

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